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船場御坊御修復通信

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姫路船場別院本徳寺輪番 梛野大輔
各位におかれましては、平素より当別院のご崇敬をいただいておりますことに厚く御礼申しあげます。
さて、現在進めております御修復事業は、本徳寺の宗祖御遠忌の記念事業として 2018 年度に始まり皆さまのご尽力により昨春、第 1 工事である大玄関は見事に御修復されました。
私事でありますが先日、大分県の四日市別院を訪れました。かつて九州御坊と称された本堂は九州最大規模で船場御坊に次ぐ大伽藍ですが、以前は大棟や向拝の一部が崩落するなど本堂全体にわたり傷みが激しい
状態でした。私は別院に併設される日豊教務所(現九州教務所日豊教務支所)に勤務していたことがあり、その際、本堂の御修復事業に取り組むことが決定し、この事業の担当者の一人として従事しておりましたが、
着工前に転勤により離任しました。それから 5 年後、御修復完了を機に厳修された教区・別院の宗祖御遠忌法要に参詣させて頂き、綺麗になった本堂に上がらせてもらいました。今般 7 年ぶりに訪れ、ゆっくりと見
て触れる時間がもてました。静寂の本堂に座り荘厳な佇まいを全身に感じつつ、長年の課題であった御修復が完遂したことを感慨深く思っていました。現在、開かれた聞法道場として地域と共同して様々な取り組み
が始められています。
さて、本徳寺はいよいよ第 2 工事として表門(山門)の御修復工事に着手する段階にあります。これを機に『船場御坊 御修復通信』を発刊することとしました。創刊号は御遠忌委員会の進捗並びに表門御修復工
事施工業者選定までの様子をお知らせいたします。
本年 3 月 10 日に厳修された慶讃法要教区待ち受け大会・本徳寺記念法要にける大谷暢裕門首のご挨拶にもありましたとおり、建物の御修復に留まらず先達の念仏相続の願いを受け継ぎ、播磨地域の中心道場とし
て崇敬護持されることが願われています。皆さまには、この大事業へのご理解とご協力を改めてお願い申しあげます。

※御修復通信を6月30日に発刊いたしました。今後、この頁に掲載させていただきます。
創刊号_本徳寺御修復通信
第2号_本徳寺御修復通信

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