仏様にお備えするご飯のことを「お仏供」または「お仏飯」とも言います。
備え方は朝のお勤め(景朝)後に、上卓〔写真①〕にして備え、ない場合は仏器を乗せる台を用意してその上に備えます。
お控え(お下げ)するのは正午前にします。これは、お釈迦様がご在世の頃、教団の一日の食事は午前中の一食のみだった事に由来しています。以上がお仏供のお備え
の心得になります。
作り方は炊き立ての白米を盛槽〔写真②〕に入れ、上から押しこんで仏器の上に盛ります。大谷派(お東)は出来上がった形が蓮の実〔写真③〕を表しており、本願寺派(お酉は蓮のっぽみ〔写真④〕を表しています。