船場御坊お煤払い
十二月二十五日、本徳寺本堂で「お煤払い」が行われました。
お煤払いは、年末、一年にたまった埃を払う御仏事で、本山では蓮如上人の時代から五百年余りも続くと言われている伝統的な行事です
コロナウイルス感染予防対策を行い、お煤払いには、崇敬組の門徒をはじめ、船場御坊幼稚園の園児、教務所職員など、約六〇名が参加しました。
九時からの開会式の後、両手に割り竹を持った参加者が、内陣から横一列に並びお煤払いが始まりました。畳をたたきながら少しずつ前進し、舞い上がった埃や煤を、大きな団扇で外にあおぎ出し、その後は、ほうきや雑巾でよごれを丁寧に掃除しました。
最後に「御規式」が行われ、梛野輪番が白布に囲まれた中尊前に長柄築で「寿」の字をなぞり、
新たに荘厳を整えてお給仕を始める準備が整いました。
終了後、赤飯と北浦責役差入れの御座候を参加者の方々にお渡ししました。
本年1 2月2 5日(日)にも本堂にて「お煤払い」を行いますので是非参加ください。