倉庫に仮組され瓦屋根、重量は約50t、新しい木材には「令和二年度修補」の焼印が押されている。

二月二十日、大玄関の瓦を製作する、「山本瓦工業株式会社」 (奈良県生駒市)に視察に行きました。  山本瓦は、東本願寺(真宗本廟)御修復時の瓦、姫路城・法隆寺・東大寺など、世界遺産や国宝の瓦も製作する日本一と言われる瓦屋です。  瓦を焼くと二割ほど小さくなるので、それを見越して職人が一枚一枚丁寧に手作業での瓦製作をしていました。

六月十日、第一工事大玄関御修復建設委員会にて、施工会社である「有限会社播磨社寺工務店」に視察に行きました。
大玄関屋根の仮組が倉庫で組まれており、腐食した木材は新しいものに取り換えられていました。
仮組の様子を見て、本葺瓦屋根の割には軒先の木材が少ない事などの意見が出され今後の修復方針などが協議されました。